5日目行程表 ↓
朝飯
  
王家の谷
  
アラバスター屋
  
ハトシェプスト女王
葬祭殿
  
ラムセス3世葬祭殿
  
メムノンの巨像
  
昼飯
  
ホテルで休憩
  
夜飯
  
ナイルエクスプレス
  
6日目へ
-----ハトシェプスト女王葬祭殿-------------------------------------
アラバスター屋を出発したバスは、行きに来た道を少し引き返し、ハトシェプスト女王葬祭殿へと向かった。
このハトシェプスト女王葬祭殿もチケット売場からトロッコバスに300m程乗り連れていかれる。このトロッコバスがなかなかの曲者で、牽引する動力車の中にはTOYOTAと書かれ、元フォークリフトであった事がバレバレのやつもある。
入場料は20£E。
ルクソールでは王家の谷と並んで人気の観光名所であるハトシェプスト女王葬祭殿なのに、20£Eは少しお得な感じがする。
第一印象はとにかく広い。まるで野外コンサート会場のようだ。
ハトシェプスト女王葬祭殿入場券
ハトシェプスト女王葬祭殿
切り立った岩山の前に3段のテラスを構えるハトシェプスト女王葬祭神殿。広さ、でかさが写真では伝わらないかもしれないが、1人の女王が自分の葬式をする為だけに建てたらしい。恐るべきファラオの権力である。
そして、ここハトシェプスト女王葬祭殿を観光する上で頭をよぎるのは1997年に起きた銃乱射テロ事件。この事件では多くの観光客が犠牲となっており、その為か今ではエジプトの遺跡へ入場する際に必ず金属探知機のゲートをくぐらされる。しかも荷物は毎回X線検査機に通され、あまりの回数の多さに被爆してしまうのではないかと思うほどだ。しかしこれも観光客が安心して観光できるようエジプト政府がとったいたしかたの無い対策なのだろう。
ハトシェプスト女王は古代エジプト唯一の女性ファラオであった。しかし、右の写真を見てわかる通り何故かヒゲがある。なんでもこのハトシェプスト女王は在位していた間ずっと男装していたらしい。だからこのヒゲも当然つけヒゲ。
そう考えるとなんだか笑える話である。
時刻は正午。ナイル川西岸にあるハトシェプスト女王葬祭殿は午前中に観光するとモロ順光だ。
今日も恐ろしいほどの日差しが容赦ない勢いで照り付けている。
遮る物が何も無い広大なテラスの石畳の上に居ると、まるで直火と遠赤外線ヒーターで両面から焼かれているようだ。
遺跡を作った古代エジプトの人達はよくこのような環境で肉体労働が出来たものだと身をもって感心してしまう。
ハトシェプスト女王葬祭殿の像

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