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-----カルナック神殿---------------------------------------------
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昼食のハト料理を食べ終わり、向かった先はナイル川東岸にあるカルナック神殿。
古代エジプトの都「テーベ」があったルクソールにあるカルナック神殿に祭られている神は、テーベの地方神であったアメン神であり、テーベに都がおかれる事により太陽神ラーと融合し国家の最高神となった。
そんな理由もあり、歴代のファラオ達(トトメス、ハトシェプスト女王、アメンホテプ、ラムセス、プトレマイオス、等)により長い年月をかけ改修、増築がされてきた超大規模な神殿だ。
早速40£Eの入場チケットを手に広大な神殿へと足を踏み入れる。 |
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神殿へと向かうず参道で目にするのは道の両側にずらりと並んだスフィンクスの石像。
その参道の突き当たりにカメラのファインダーにおさまりきらない程巨大な第1塔門がある。
塔門から中庭を進むとカルナック神殿一番の見所である高さ約23mの大列柱が134本並ぶ大列柱室ある。
大列柱にはヒエログラフが刻まれており、保存状態の良い上部には所々いまだに褪せる事無く彩色が残っている。
(←左写真)
この大列柱は映画「ナイル殺人事件」のロケ地になった事でも有名で、エジプトに関するテレビ番組等でも目にする事が多い。 |
大列柱室を抜けると目の前に2本のオベリスクが目に入る。
これは、トトメス1世とハトシェプスト女王により立てられた物であり、特にハトシェプスト女王が立てたオベリスクは高さ約30mと、現存する(立ってる)オベリスクでは最大の物だそうだ。(右写真→)
しかし、ガイドの話によるとトトメス(?世)とハトシェプスト女王の両者はあまり仲が良くなかったらしく、石垣を積み上げオベリスクを隠そうとしたらしい。その為今に至るもオベリスクの周りには壊れかけた石垣が取り巻いている。
それにしても、雲ひとつない青い空に何千年もの間ビシッと立ちつづけるオベリスクは存在感満点で、思わず立ち尽くしたまま見上げてしまう。いったいオベリスクは何を示しているのだろうか・・・ |
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そしてもう1つカルナック神殿には観光客の人気を集めるスポットがある。
それがこの焼け付くような太陽のもと身を焦がしているスカラベの石像。
スカラベ(フンコロガシ)は古代エジプトにおいて、糞を転がす姿から太陽の運行を象徴する神として崇められていた。
「おいおい、神聖なはずの太陽が糞かよ!」
とも思うが、古代エジプト人は何でも神にしてしまうのが好きらしい(想像)
しかも、映画「ハムナプトラ」にも登場するように、墓荒しを襲ったり、罪を犯した神官等の処刑にも使われていたというから実にオトロシイ。
しかし、この人の背丈ほどの円柱の上に乗ったスカラベの石像が観光客の人気を集めるのには訳があった。
それは「スカラベの石像の周りを7周すると幸せになれる」という伝説。
スカラベの御利益を授かろうと世界中から来た観光客がグルグルスカラベの周りを回っている。これは実に不気味な風景なのであるが、ここまで来たら周るしかないと言う事で我てもしっかり7周回ってきた。
これでスカラベパワーが我ての身にも宿った事であろう。 |
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