2日目行程表 ↓
朝飯
  
3大ピラミッド
  
スフィンクス
  
ラクダ乗り
  
昼飯
  
赤のピラミッド(ダフシュール)
  
野外博物館(メンフィス)
  
階段ピラミッド(サッカーラ)
  
夜飯
  
ピラミッド音と光のショー
  
3日目へ
-----ラクダ乗り-------------------------------------------------
スフィンクスの観光終了後、ラクダ乗りを体験した。
場所は砂漠の真中・・・ではなく、スフィンクスの目線の先にある事で有名なケンタッキーフライドチキン横の路地。
ピラミッドはおろか、スフィンクスさえ見えないもろ街のど真ん中なのだ。こんな所でラクダに乗っても、情緒や風情などまったく無い。ラクダ乗りを密かな楽しみとしていた我ては少々がっかりした。
エジプトのラクダ引きは悪名高い。ガイドブックを読むと、ラクダ引きにまつわるトラブル話の方が、ピラミッドの解説より長いくらいだ。
しかし、我てらは団体参加の為、「すでに料金は支払われているので安心して乗る事ができます」と、現地ガイドさんから事前に説明を受けた。
ラクダ乗り
そして、我てらの番がやってきた。ここのラクダ乗場?で働くラクダ引きは子供か老人だ。我てらはその老人が引くラクダに乗る事になった。
ラクダには一度に2人乗れるらしい。我てを1人分と考えるのは、少しラクダに気の毒な感じもするが、ここはお言葉に甘え2人で乗せてもらうことにした。
乗り方は、地面に座ってるラクダにまたがり、鞍の前後についている棒をつかむ。
すると、ラクダ引きの指示で、やる気のなさそうなラクダが後ろ足から一気に立ち上がる。
この瞬間が一番怖い。とにかく揺れる揺れる。前に乗った人は前の棒がつかめるが、後ろの人は自分の背後にある棒をつかむので、バランスがとりにくい。我ては危うく落馬ではなく落ラクダしそうになった。
思えば今まで、馬や象に乗った事があるが、それらは初めから立っていたので、恐怖を感じる事はなかったのである。生まれて初めての感覚に少し動揺した我ては降りるまでひたすら棒を握りつづけた。
でもこのラクダ、そんな長い間乗れるわけではないのである。ちょっと歩いて路地を曲がり、そこでラクダ引きにカメラを渡し記念撮影。ここまでは順調だった。そして来た道を戻り始めた時、ラクダ引きの悪い癖が案の定はじまった。
 ラクダ引:「写真を撮ったからチップ(1ドル)くれ!」
 我て:「いや、もう全部払っているからあげないよ!」
 ラクダ引:「でも他の人を見ろ!みんなチップ払ってる!」
 (確かに辺りを見渡すと我てらグループの人がチップを渡してる。)
 我て:「でもやだよー!」
すると諦めたのか、ちらちらと我てらの方を悲しい目で見ながらラクダ引きは帰り始めた。
帰る途中、たまたま隣に来た我てらグループの人にラクダの背越しに話し掛けた。
「チップ払いましたー?」するとその人は即答で「払いましたよー!」と言う。
そこで、以前ガイドブックで読んだラクダ引きとのトラブル話を思い出した。
それは、ラクダ引きを怒らせると、ラクダを操りわざと暴れさせ客を落とすと言う話・・・
ラクダの背の高さはバスの座席と同じくらいの高さがある。こんな所から落とされたらもちろん無傷で済むわけは無い。だんだんと弱気になってきた我ては同乗者の「あげればー」との忠告もあり、仕方なく要求どおり1ドルを渡す事にした。でも、1ドルを受け取ったラクダ引きは2人だから2ドルよこせと言ってくる。しかしこれはさすがに断固拒否し、なんとか無事ラクダから降りる事ができた。
結局、このラクダ引き達は、ツアーの観光客をラクダに乗せ、ガイドから見えないところに連れて行き、親切そうに写真を撮り、最後に写真を撮ってあげたからとチップを要求するという商売をしているようだ。
後々、エジプトの相場がだんだんわかってくると、この時のあげた1ドルはかなり高かった。
しかしあの時はエジプト観光1日目であり、そんな事知る余地もなかったのである。やられた。。。。

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