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日程表 →
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-----ギザの3大ピラミッド-----------------------------------------
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ホテルを8時に出発し、バスで走る事約10分。
一番最初の観光は、この旅一番のハイライトでもあるギザの3大ピラミッドと、その中で一番大きいクフ王のピラミッドの入場である。
しかしギザの街には濃い朝霧が発生しており視界がわるい・・・
どうやらこの時期はキリの発生率が高かいらしく、残念ではあるが仕方がない。しかし、そんなキリも悪い事ばかりではなかった・・・
それは突然目の前にキリの中から姿をあらわしたのである。
「で、でかい!」
目の前に現れたのは第1ピラミッドとも呼ばれるクフ王のピラミッド。もしキリがなく、遠くから徐々に大きくなるピラミッドを見ながら近づいていたら味わえなかったであろうこの感動。
すでにカメラのファインダーにその全貌はおさまりきらない・・・ |
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今回のツアーはこのクフ王のピラミッドへの入場確約がついていた。というのも、このクフ王のピラミッドへ入場できるのは午前、午後150人ずつの1日300人となっている・・・?
しかもチケットのまとめ買いはできず、各自で購入しないといけない事になっている・・・・?
なぜ「なっている・・・?」が付くのか・・・
それは我てら一行がチケット売場の開く前から並んだ訳でもなく、各自でチケットを購入する事も無かったのである。
チケット売場に遅く行ったにもかかわらず、なぜか我てらガイドは人数分のチケットをまとめ買いし戻ってきた。
これにはきっと深か〜いワ○○があるに違いない。
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↑上の写真はそのクフ王のピラミッド入場チケット。
入場料はクフ王のピラミッドだけ他の2つピラミッドの入場料20£Eと比べ5倍の100£E(2,000円相当)となっている。早速チケットを握り締め内部に入場、現在は地上20メートル程に開いた盗掘用の穴が入場口となっている。なお、ピラミッド内部はカメラの持ち込みが禁止となっているので残念ながら掲載できる写真は無い。小さな入り口から中に入り少し進むと、大人がかがんでやっと通れる程の上り階段にさしかかる。中は蒸し暑く、降りてくる人と体をぶつけ合いながら50m程そこを上っていく。そして突然天井が高くなり大回廊と呼ばれている所に出た。そこは巨大な石が紙1枚通さない隙間で積まれている。古代エジプト人の技術力の高さに驚くと共に少し疑ってしまう。「本当にピラミッドは古代エジプト人が建てたのか?」
その大回廊を30m程上がり小さな穴をくぐると、王の間といわれる玄室にたどりつく事ができた。
そこは思いのほか広く、欠けた石棺が置かれていた。その石棺はあきらかに今来た道ではここに入れる事ができないような巨大なもので、なかをのぞくと王のミイラが・・・ではなく、欧米人がミイラの姿をして瞑想していた。まさか人が入ってるなど思わなかったのでビックリ。
続々上がって来る観光客達は玄室につくなりその達成感から特に何も無いのに「わぁー」とか「wa ho!」と叫んでいる。しかし、欧のミイラと化している欧米人一味が「silent please!」などと、少し怒りぎみだ。
確かに玄室には完全防音の部屋に入ったときのような「ゴウゴウ」とした音(耳鳴り?)がしていた、静かになればそれはそれは神秘的であることは間違えない。だが石棺を独り占めしているやつらに「静かにしろ」という権利があるのだろうか・・・ささいな事ではあるが腹が立ったので、そそくさと玄室を後にした。
さっき登ってきた所をまた下る。ピラミッド内部はこの通路しかないのだ。帰りは行きより体制的につらい。結局往復で25分程かかり、外に出たときは汗で上着の色が変わっていた。 |
世界最大クフ王のピラミッドは今から約4600年前、平均2.5トンの石を約300万個積み上げて作られたとされている。底辺の長さは230m、高さ146m(現在は頂上部が崩れ138m)となっている。建造当時は表面が石灰石の化粧版で覆われ白く輝いていたそうだ。(写真右は頂上部に石灰石の化粧版が残るカフラー王のピラミッド)
大きさを聞いただけではピンとこないが、高さが大人の胸くらいある硬く、大きな石を積み上げた巨大な建造物なのである。そして内部には玄室以外にも女王間や、重力軽減装置、地下の間などの部屋があり、人が通る事のできない細い通気孔まで開いているのだ。しかもピラミッドの向きは正確に東西南北を向いており、ギザにある3つのピラミッドを上空から見るとオリオン座の3つ星と同じ配列、かつ大きさであるという説まである。 |
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前記の通り「本当にピラミッドは古代エジプト人が建てたのか?」
これが我てのピラミッドを実際に見た感想である。
王の墓だとか、ナイル川氾濫時の公共事業だったとか、ピラミッドの建造理由については諸説あるが、ならばどうして方位まで精密に作る必要があったのだろうか。それに、ピラミッドを作る為に削った石のかけらや、石を積むために作ったといわれるスロープの残骸は何処にいったのだろうか。
おそらくこれらピラミッドは現在の建築技術を持ってしてもそう簡単にできるものではあるまい。というより無理かもしれない。
まして機械を持たない古代の人には・・・
そこで我ての想像は「ピラミッドは宇宙を飛んでいたのではないか」という結論になった。
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話はミステリーに飛んでしまったが、これは旅行記だ。
ピラミッドを見る事ができればそれで良いのである。
次に向かったところは3つのピラミッドが綺麗に見えるポイント。
単に写真撮影の為に向かったのだがあいにくキリが景観を妨げる。しかしエジプトの強烈な太陽はキリに負けじと、さらに強烈さを増し、キリをどんどん消していく。そして「がんばれ太陽」と応援しているうちにだんだん青空が見えてきた。
この場所はたしかにピラミッドが綺麗に見えるのだが、観光客目当てのお土産屋と、ピラミッド左手に作られているスタジアムのようなものが物凄く邪魔だ。このスタジアムが写真に入らないよう砂漠を歩くと突然ライフルを持った警官に止められた「これ以上いくな!」
ちょっとビビっていると「写真撮ってあげようか?」とやさしげ。あきらかにチップねだりなのがみえみえだったので軽く断った。 |
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