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日程表 →
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-----ファルーカ------------------------------------------------
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切りかけのオベリスクからバスで走る事10分程。
ナイル川に沿って続くアスワン市内の中心部からファルーカに乗って、今夜の宿がある中州のエレファンティネ島へと向かう。
ファルーカ(フルーカとも言われる)とは初めて聞く乗り物だが、要はナイル川を風の力で進むヨットと考えれば良い。(右写真→)
我てらが乗り込んだのは30人ほど乗れる大きな舟。
音も無く岸を離れると、大きな帆を広げ、ナイル川をジグザグに走り始めた。出発前、ナイル川の水はなんだか汚い(茶色っぽい)イメージがあったのだが、実際見てみると日本の都市を流れる川よりはるかに綺麗で蒼く澄んでいる。手の届くところにある川面に手を浸してみると。
「冷たい」
これだけ強烈な太陽に照らされているにもかかわらず、とても冷たいのだ。どことなく母なるナイルの恵みを少しだけ授かったような気がした。
しばらくするとヌビア人と思われる船頭さんが太鼓をたたき歌が始まった。
「ら〜ら〜らっらっらっ♪」「あ〜あ〜あっあっあっ♪」
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と、「う〜」とか「あ〜」しか言わない単純な歌であったが、いつしか船員さんに手を取られ我てらツアー客は輪になり船の中を歌のリズムにあわせてグルグルとまわり始めていた。
我てはその時、真っ先に船員さんに手を取られたのだが、船員さんが差し出してきた手は左手だった。
そう、不浄の左手・・・
食事の時には使わずに、トイレで後始末をする時に使う左手・・・
その手を握りながらしばらくの間船をグルグルまわり歌っていたのだが、ついつい船員さんの手に気がいってしまう。
よく見ると中指の爪が茶色い。もしやこれは・・・
エジプトで現地人と握手を交わすことがあれば左手は差し出すな
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と、ガイドブックで読んだ気がする。偏見も多少あるかもしれないがなんとなく良い気持ちはしないので、ホテルの部屋で手を洗うまで我ては右手を封印する事にした。ゴメンナサイ・・・
(↑上写真はナイル川のクルーズ客船。)
歌が終わると、予想外のお土産販売が始まった。
ラクダの骨で作ったペーパーナイフや、首飾りなどなど。
あんまり興味が無かったが、お土産を買う場所が今まで無かったので、とりあえず家へのお土産として首飾りを2個買うことにした。
2個で4ドルだったのだが5ドル札を出すと、「もう1個持ってけ」みたいな感じでおつりをくれない。なんか儲けたのか損したのかわからないが、とりあえずもう1個もらう事にした。
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ラクダの骨の首飾り、ちょっと不気味だが、エジプト土産としてはインパクトがあって良かったと思う。
しかも3個で5ドルなら1個200円ほどである。安い?
そうこうしていと、中州にあるホテルの桟橋へ到着した。
(上写真の奥に見えるのが今夜のホテル「エレファンティネ・アイランド・リゾート」のタワー↑)
ファルーカを降りる時、船員さんが
「ようこそヌビアの地へ」
と言って手を差し伸べてくれた。今度は右手だった・・・
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