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日程表 →
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-----イシス(フィラエ)神殿-----------------------------------------
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昼飯を食べた「Sara Hotel」からバスに揺られる事20分ほど。
すっかり気持ちがよくなり爆睡している間にイシス神殿へ渡る船着場へ到着した。
イシス神殿は以前ナイル川の中州であったフィラエ島に建っており、このフィラエ島はオシリス神の妻である女神イシスが、子供ホルス神を生んだ島として、古代エジプト人達により聖なる島とされていた。
しかし、アブシンベル神殿同様、アスワンハイダムの建設によりフィラエ島が水没する事になってしまった為、1980年にフィラエ島の隣に会ったアギルキア島へ移築されたそうなのである。 |
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そんな理由から、日本のガイドブックや旅行日程表には「イシス神殿」とかかれているものの、写真上の入場チケットは「フィラエ神殿」とかかれている。
船着場からは30人乗りほどのオンボロ船で、イシス神殿へ向かう。しかもその船を操っているのは兄弟と思われる子供達。
おそらく兄が中学生、弟が小学校上級生くらいであろう。あきらかに船の免許など持っていそうに無い。それより、平日なのに子供がこんな所で働いている事自体オドロキである。
でも不思議な事に、もしこれが同じくらいの年頃で日本人の子供が操船していたら物凄く不安になるはずである。しかしなぜだかエジプト人の子供が舵を握っていても全然不安に感じないのだ。
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案の定このオンボロ船は、10分ほど走ったイシス神殿到着直前にエンストした。
「もしやこのままナイルの流れに身をゆだねるのか!?」
と思いきや、この子供達はまったく動じる事無く再びエンジンをかけ、さっきまで走っていたのより速いスピードで、無事イシス神殿の船着場まで我てらを運んでくれた。
どうやらさっきのエンストは燃費をケチってスロットルを絞りすぎたのが原因のようだ。
イシス神殿に到着すると、現地ガイドさんは小石で神殿の床に絵を書きながら(オイオイいいのかよ!)上記したオシリス神、イシス神、ホルス神の家計図や、イシス神殿の由来などを事細かに説明してくれる。
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しかし昼飯の時に飲んだ、たった2本のビールと、南エジプトの殺人的太陽光線が我ての残り少ない体力を猛烈に消費させ、正直説明を聞くどころか立っているのがやっとの状態となっていた。
この時、生まれて初めて「このままでは絶対ヤバイ!」と本能的に悟り、説明が終わると、神殿の見物は後回しにし、まずは日陰に座り体力を回復する事にした。
出発前に買ったキーホルダー型の温度計を見ると気温はすでに45度を超えている。
それはあついはずだ・・・
結局出発直前まで休憩し、足早に神殿内を一通り見学したあと集合場所へと向かい、来たときと同じ船でイシス神殿を後にした。
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