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DHC-6-300ツインオッター
28年間離島を支えたDHC−6で日本最南端波照間島へ遊覧飛行!
現在地:DHC−6−300機内 >>>> 目的地:波照間島
ツインオッターに搭乗
スコールの上がった石垣空港の片隅にこれから乗り込むDHC−6−300ツインオッターの姿があった。搭乗手続きでは荷物の重さに加え、体重まで量られて、座席は重量配分に基づき強制的に決められた。そ〜っと乗り込んだ機内には、ベンチにシートベルトを付けただけの様な簡素な椅子が19個並んでいた。
石垣空港離陸
B737がギリギリ離発着する1500m滑走路の石垣空港を半分位しか使わずに離陸したツインオッターは、本日の旅客数3人とほとんどチャーター状態、それでも客室乗務員1人とパイロット2人が乗務しているので、合計6人での空の旅となった。空調もなくフラフラ飛ぶ機体は壁一枚を隔ててすぐに外だと思うと、こんな小さな飛行機が落ちてもニュースにならないんじゃないかと不安になってしまう。そんな不安をよそに石垣空港を離陸した機が右旋回をし、波照間島へ向け舵を取ると、眼下にはサンゴの海と大浜の集落、そして今離陸してきた石垣空港を見ることが出来た。
石垣港と竹富島
あいにくのスコールあとのフライトで、かすんではいるが、進行方向右手の窓からは石垣港と竹富島が見えてきた。翼が屋根の上についてるツインオッターの機窓からは、翼にさえぎられる事なく、天気が良ければ竹富島、黒島、小浜島、西表島、新城島と八重山の主たる島々がエメラルドグリーンの海に浮かぶ姿を思う存分楽しむ事が出来る。
DHC−6−300コクピット
今日の搭乗機は1976年にDHC-6の三番機としてやってきたJA8802(あじさし)で、全幅19.8m 全長15.8m 最大離陸重量5,670kg 巡航速度332km/h 航続距離658kmと、まさに離島への足としてピッタリのスペックだ。小柄なボディを軽々と持ち上げる二つのプロペラエンジンのスロットルは操縦席の天井からぶら下がる様についていて、操縦桿はまん中から二股に分かれたY字のさきについている。最近のコクピットを見慣れた目にはかなりレトロで、独特の配置の操縦装置が面白い。高温多湿の沖縄で、潮風に吹かれ、洋上飛行をするRACのツインオッターは24年間毎日真水で機体を洗い付着した塩を落とすなどして大切に整備されていた。そして引退までの飛行時間は27,048時間にも及んだ。
波照間空港着陸
新城島を過ぎると機体は高度を下げはじめ、800mしかない波照間空港の滑走路にひらひらと舞うように着陸した。ドアが開き機内から、駐機場におかれた小さな踏み台を通り、日本最南端の空港に降り立ち、今乗ってきたツインオッターを振り返ると、小さな波照間空港ではどことなくたくましく見えるのが不思議だ。空港の建物に入ると係員以外人の姿がない、いったい帰りの便の乗客はいるのだろうか?
空港を出て左に曲がり、サトウキビ畑の中をヤギを見ながら進むと日本最南端の碑がある高那崎に到着する。日本最南端の碑の前で写真をとった後には是非断崖絶壁の高那崎の先端まで行ってみよう。そこが日本の最南端だ。
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